栃木県を代表する郷土料理「しもつかれ」。独特の見た目や味から好き嫌いが分かれる食べ物だ。クセが強く、記者も少し苦手意識がある。一般家庭におじゃまして、実際に自分の手でつくってみた。
しもつかれは、正月に食べたサケの頭、節分で残った大豆を使い、煮込む料理だ。かつては旧暦2月初午(はつうま)の時、稲荷神社にそなえるためつくられた。今では冬になると、一般家庭で作られる。
たんぱく質、カルシウムなど栄養価が高く、ごはんのお供、酒のつまみとしても食べられる。県内のスーパーで売られている。しもつかれが食卓に並ぶと、春の気配を感じるとの声もある。
■家庭によって違う味付け…