彩りけいらん=岩手県遠野市、三浦英之撮影

 昨年4月にリニューアルオープンした岩手県遠野市の「伝承園」の食堂「おしら亭」では、新たに登場した5色の「彩りけいらん」が観光客らの人気を集めている。

 けいらんは、鶏の卵の形に丸めたあんこ入りのお団子に、熱いゆで汁などを注いで食べる、遠野地方などに伝わる郷土料理。優しいあんの甘さが口いっぱいに広がり、お漬物の塩辛さとよくあう北東北の味だ。

 新登場した「彩りけいらんセット」(税込み830円)は、郷土の味を若い世代にも食べてもらいたいとアレンジ。原料のもち米に野菜などの材料を加え、白(もち米のみ)、紫(紫芋)、黄(カボチャ)、赤(ビーツ)、緑(ホウレン草)の5色の団子が花形に並ぶように盛りつけた。きな粉やゴマ、ホイップクリームなどをつけて、味の変化も楽しめるよう工夫した。

 食堂マネジャーの厚楽恵子さんは「時代が変わってカラフルに、食べやすいように小さくなったけれど、優しい味は変わらない。できれば若い人に味わってもらい、遠野の味を次の世代につなげていってほしい」と話している。

 白いお団子が2個入った通常の「けいらん」(同300円)もこれまで通り味わえる。

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