大阪・梅田。大都会の真ん中で、思わず立ち止まりたくなる場所がある。

 高さ約170メートルの梅田スカイビル(大阪市北区)の最上部にある「空中庭園展望台」。40階建てビル2棟が頂でつながる変わった構造だ。建築家の原広司氏(2025年1月死去)が、イラクのバビロン遺跡にある空中庭園跡などから着想したという。

蓄光石が天の川のように光る「ルミ・スカイ・ウォーク」=2025年3月7日午後、大阪市北区、白井伸洋撮影

【撮影ワンポイント】空中庭園展望台

 夕景と一緒に撮りたいと思ったが、光が淡く目立たない。夜の闇が深まるのを待つと、足元がどんどん輝きだした。ちりばめられた蓄光石を強調するため、アングルを下げ、広角レンズで画面いっぱいに遊歩道を入れた。足元の「天の川」が、きらびやかな夜景へと続いていくイメージで、奥行きを意識した。(白井伸洋)

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 大阪湾や生駒の山並みなどが360度見渡せて、目を奪われる。

 夜景も夜空もぐっと近い。

夕焼け空を一目見ようと大勢の人が訪れる空中庭園展望台=2025年3月7日午後、大阪市北区、白井伸洋撮影

 でも、まずは、足元が気になる。

 夕闇が迫ると、ポツポツと遊…

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