大阪・梅田。大都会の真ん中で、思わず立ち止まりたくなる場所がある。
高さ約170メートルの梅田スカイビル(大阪市北区)の最上部にある「空中庭園展望台」。40階建てビル2棟が頂でつながる変わった構造だ。建築家の原広司氏(2025年1月死去)が、イラクのバビロン遺跡にある空中庭園跡などから着想したという。
【撮影ワンポイント】空中庭園展望台
夕景と一緒に撮りたいと思ったが、光が淡く目立たない。夜の闇が深まるのを待つと、足元がどんどん輝きだした。ちりばめられた蓄光石を強調するため、アングルを下げ、広角レンズで画面いっぱいに遊歩道を入れた。足元の「天の川」が、きらびやかな夜景へと続いていくイメージで、奥行きを意識した。(白井伸洋)
- 【特集】いいね!探訪記
大阪湾や生駒の山並みなどが360度見渡せて、目を奪われる。
夜景も夜空もぐっと近い。
でも、まずは、足元が気になる。
夕闇が迫ると、ポツポツと遊…