【連載】高校思い出クリック～青春群像記～
高校をシリーズで紹介する企画。今回は東京都立第一商業高校の1回目です。
創立以来100年以上にわたり、実践的なビジネス教育に力を入れてきた東京都立第一商業高校（一商）。卒業生たちは、学びを生かし、どのようなキャリアを築いてきたのか。造園家の小杉左岐さん（78）と、東京海上ミレア少額短期保険常勤監査役の吉田正子さん（63）に聞いた。
造園家・小杉左岐さん
植木屋の3代目ですが、高校生の頃は、継ぐことは考えていませんでした。ホンダの本田宗一郎さんやパナソニックの松下幸之助さんに憧れて、将来は商売をやりたかったんですね。だから、一商に行こうと。
一商では簿記の授業があります。3年間学んで、「数字を読むこと」ができるようになりました。社会に出てからも、数字は苦にならなかった。すごくありがたかったなと思います。
■自由にさせてくれた先生…
