6月の東京都議選では、参政党が初めて議席を獲得しました。擁立した4人のうち、3人が当選。勢いを印象づけました。一方、昨年の都知事選で2位に躍り出た石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」は、都議選では42人を擁立しましたが、全員落選しました。明暗を分けた形の両党ですが、それぞれの党に投票したのは、どんな人たちなのでしょうか。朝日新聞社の出口調査から探ってみました。
参政の候補に投票した人を男女別にみると、男性が59%で、女性の41%を上回りました。これに対し、再生の道の候補に投票した人は、男性が63%、女性が37%で、男性が3分の2近くを占めています。ちなみに、男性の比率が高いのは、れいわ新選組投票層の65%、国民民主投票層の63%。女性の比率が高いのは共産投票層の55%、公明投票層の54%でした。
年代別にみると、参政投票層、再生の道投票層とも、30代以下が3割前後、40代が2割前後で、40代以下で5割を超えました。調査の回答者全体では、40代以下は4割なので、両党投票層とも「若高老低」が特徴です。
調査では、投票する際、選挙…