(6日、プロ野球 福岡ソフトバンクホークス11―1西武ライオンズ)
ホームラン。その放物線には、球場に漂う重苦しい空気を変える力がある。
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一回2死一塁、ソフトバンクの山川穂高が甘く入った120キロのカーブを振り切った。ボールは瞬く間に左翼席へ届く。30打席目での今季1号に「(打ち方は)かなりいいと思います。まさに『待ちに待った』ですね。ホームランを打たないと開幕できないので」と振り返った。
この一発が呼び水となり、打線が爆発した。正木智也にソロ本塁打が飛び出すなど終わってみれば、11得点。先発して6回無失点だった上沢直之は移籍後初勝利をつかみ、チームとしても6試合目にして本拠での今季初白星となった。
開幕から山川の成績をなぞる…