練習で汗を流す高校日本代表の選手ら

 高校日本代表が出場する野球の第32回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)は5日、沖縄で開幕する。大会は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催し、12の国と地域が参加する。前回大会で初優勝した日本は、連覇を狙う。

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 1次リーグは6チームずつ2組に分かれて、総当たりで対戦する。日本は韓国とともにA組。昨夏のアジア選手権決勝で日本が敗れた台湾は、B組でアメリカなどと競う。

 W杯では2012年以来の指揮をとる小倉全由(まさよし)監督(前・日大三監督)は「前回は初戦で負けて苦しくなった。まず一つしっかりと勝ちたい」。大会は、投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」が導入されるほか、7イニング制のため先制点が重要になる。「前半で点を取り、守れる野球が重要になる」

 5日のイタリア戦の予告先発は、右腕の森下翔太(創成館)。夏の甲子園の開幕試合に先発するなど、3試合で計20回あまりを四死球なしで投げた。「強気のピッチングで勝利に導き、いい流れを作りたい」。150㌔超の速球を投げる石垣元気(健大高崎)は抑えを任される。

 小倉監督は、4番を託す主将の阿部葉太(横浜)をキーマンに挙げる。大学日本代表や沖縄県選抜を相手に複数安打を放ち、「バッティングが安定していて、いいところで打ってくれる」。阿部は「日本開催で注目度も高いと思うので楽しみ。盛り上がってもらえるようなプレーをしたい」。

日本代表の日程と対戦相手

▼1次リーグA組

9月5日午後6時半 イタリア

  6日午後6時半 韓国

  7日午後2時  キューバ

  8日午後6時半 南アフリカ

  9日午後6時半 プエルトリコ

▼決勝ラウンド 11~13日

▼決勝・3位決定戦 14日

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