野球の第32回U18(18歳以下)ワールドカップ(9月5~14日)に出場する高校日本代表の合宿が28日、大会開催地の沖縄で始まった。合流が遅れている2人を除いたメンバー18人が約3時間、ノックや打撃練習で汗を流した。合宿は9月3日まで。
全国高校選手権で初優勝した沖縄尚学から唯一、代表に選ばれた2年生の末吉良丞は「甲子園で活躍したすごいメンバーがいっぱいいるので、ちょっと緊張した」。この日は疲労を考慮してノースローで調整。「いつでも投げられる。チームを勝たせられる投球をしたい」とアピールした。
主将は阿部葉太(横浜)が務める。「一人一人に個性があると思う。思い切ってできる環境を作りたい。前回大会は優勝だったので、自分たちも先輩方に続いてもう一度、世界一をとりたい」と話した。
甲子園最速タイとなる155キロを計測した石垣元気(健大高崎)は外国人選手との対戦を前に、「木製バットなので、何本折れるか楽しみ」と意気込んだ。
選手たちの動きを見守っていた小倉全由監督は「いい顔をしてやってくれていたし、明るくて良いチームなりますね」と語り、「選手たちが思い切ってやれたら、結果はついてくる」とうなずいた。
8月31日に大学日本代表、9月2日に沖縄県高校選抜と、沖縄セルラースタジアム那覇で壮行試合を行う。