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JR津田沼駅前でビラを配る立憲民主党の野田佳彦元首相=2024年8月29日午前8時54分、千葉県習志野市、小林圭撮影
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 立憲民主党の野田佳彦元首相(67)は29日、代表選(9月7日告示、23日投開票)に立候補する意向を表明した。地元の千葉県習志野市で「再び首相を目指す決意だ」と記者団に語った。政治改革を主導して自民党との対立姿勢を鮮明にし、政権交代をめざすとした。表明は枝野幸男前代表(60)に続き2人目。

 野田氏はこの日、自民の裏金事件と、それに対する自民の対応が不十分だと批判した上で、「先頭に立って政治改革を実現したい」と述べた。首相就任中に安倍晋三自民総裁(当時)と約束した議員定数の削減、さらに世襲の禁止に取り組む意欲を示した。消費税減税については否定した。

 秋にも見込まれる次期衆院選については、自民の単独過半数割れをめざすとし、「立憲だけで(過半数に)届かなければ野党連携が必要になる」と語った。共産党については、「対話は必要」だとしつつも、連立政権の可能性は否定した。来月5日に政策発表の記者会見を開く。

 野田氏は千葉4区選出で当選9回。2011年9月から1年3カ月余、民主党政権で首相を務めた。12年11月に衆院を解散し、自民に大敗。野党転落に至った。(小林圭)

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