NEDO

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は30日、量子コンピューターの実用化をめざしたコンテストを来年3月から始めると発表した。懸賞金総額は約2億円。社会課題の解決につながる活用のアイデアを競ってもらい、異分野の専門家や天才を発掘するという。

 コンテストは、災害や超高齢社会など日本社会が抱える具体的な課題を提示。量子コンピューターを使って解決するアプリケーション開発やそのアイデアを競う。

 公募で決める三つの課題について、最も評価された参加者またはグループにそれぞれ2千万円以上の懸賞金を贈る。

  • ノーベル賞でも注目の量子コンピューター 日本の研究者も貢献

 この分野は人材の不足が課題となっており、企業の研究者や数学オリンピックの受賞者など、量子コンピューターに関わりのなかった人たちからも募る。異分野の参加者には、コンテストが始まる前に専門的な知識を身につけるための無料の講座を受けてもらう。

 NEDOの担当者は「異分野…

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