1994年に北朝鮮の金日成(キムイルソン)主席が死去した際に、北朝鮮が公式発表より前に中国に知らせ、中国は金正日(キムジョンイル)氏を後継者とする体制を支持する姿勢を周辺に示していた状況が、28日に公開された韓国政府の外交文書で明らかになった。悪化していた中朝関係が改善する契機になった可能性があると専門家は指摘する。

 金主席は94年7月8日午前2時に82歳で死去し、北朝鮮は翌9日に平壌放送でそれを伝えた。

 30年が経って公開された外交文書によると、当時の在中国の韓国大使館の報告に、北朝鮮が中国に「死亡の事実を事前に知らせた」と書かれている。

「金正日氏以外にいない」

 また、高齢で心臓病を患って…

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