2025年3月21日、訪朝したロシアのショイグ国家安全保障会議書記(左)を歓迎する金正恩総書記。朝鮮中央通信が配信した=朝鮮通信

 北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、金正恩(キムジョンウン)総書記が、訪朝したロシア前国防相のショイグ国家安全保障会議書記と21日に会談し、「今後もロシアの闘争を支持する」と言明したと報じた。両国の安全保障などの問題について意見交換し、完全に立場が一致していることを確認したとしている。

 同通信によると、金氏はロシアがウクライナ侵攻を指して使う「特別軍事作戦」を「不屈の力と愛国主義、正義の偉業に対する示威になる」としたうえで、「今後も国家主権や安全の利益を守るためのロシアの闘争を支持する」と述べたという。

 また、両国が昨年に締結した有事の際の相互の軍事支援を含む「包括的戦略パートナーシップ条約」について、両国指導部は無条件で実行していく用意があると言及。安全保障を含め交流と協力をさらに拡大、強化していくための会話が交わされたとしている。

共有
Exit mobile version