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「朝日地球会議2024」オンラインセッションから

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金融教育家・作家の田内学さん

 「貯蓄から投資へ」といわれるなか、お金に振り回されずに生きるヒントは――。「朝日地球会議2024」のセッション「新NISA時代のサバイバル術 資産運用立国のリアル」では、社会的金融教育家の田内学さんと金融・経済アナリストの横川楓さんが、それぞれ異なる視点から語り合った。

  • 朝日地球会議2024 視聴申し込みはこちらから(12月31日まで)

 若い世代向けの著書がある横川さんは「若い人たちと話すと、お金を持っていない人がすごく多い。将来の選択肢をより広げるものとして投資を考えては」と語りかけた。

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金融・経済アナリストの横川楓さん

 ゴールドマン・サックスのディーラーだった田内さんは、社会のあり方に目を向けては、と問題を提起。「増やすことより、お金を融通しあって社会をどうつくるのかが大事」と訴えた。

 1月に新NISA(少額投資非課税制度)が始まり、投資の世界に足を踏み入れた人も多い。一方、バブル時の最高値を更新した株価は、為替の影響で乱高下しやすくなった。不透明な時代の心構えを2人にたずねた。

 横川さんは「投資商品が値下…

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