北海道釧路市の釧路湿原国立公園周辺で大阪市の事業者が太陽光発電所(メガソーラー)の建設を進め、希少生物への影響が懸念されている問題で、鶴間秀典市長は1日、文化財保護法の規定に抵触している行為があった場合、捜査機関への情報提供を行う考えを公表した。今後の事業者の対応が焦点となる。
定例記者懇談会の中で明らかにした。
鶴間市長は、事業者に対し8月26日付で文化庁の見解を通知したと言及。天然記念物への影響について事前に十分な確認を行わずに工事をしている場合、文化財保護法の罰則が科せられる可能性や、原状回復を命じられる可能性があることを伝えたとした。
また、「仮に文化財保護法の規定に抵触している行為が行われた場合は、必要に応じて市から管轄の捜査機関へ情報提供を行う」と通知したという。
釧路湿原で希少猛禽(もうき…