「大ピンチずかん」シリーズなどで知られる絵本作家の鈴木のりたけさん(50)には高校2年の長女、中学2年の長男、小学6年の次男がいます。3人とも小学校から不登校を経験しました。
◇
笑うようになったのは
長女はいま通信制の高校に通っていますが、小2で学校に行かなくなった時は思い悩みました。
「なんで行かないんだろう」「どうやったら行くんだろう」と家族で考えました。長女に聞いても、はっきりした答えがあるわけじゃない。悩んで、家の中が暗くなっていった。
僕は会社を辞めてグラフィックデザイナーになって、絵本作家になった。道を切り開いてきた経験から、学校が人生にとって良いものなのか、という思いがあった。「行った方がいい」と心の底から言えないのに、「行きなさい」と言うのは、つらかったですね。
長女は幼稚園に通っている時は口八丁だったのに、どんどん無口になっていった。「自分が学校に行かないから、親がつらそう」と責め苦を感じていたのだと思います。
公園に集まって、一日を過ご…