Smiley face
写真・図版
絵本作家の鈴木のりたけさん=2025年8月20日、千葉市稲毛区、内田光撮影

 「大ピンチずかん」シリーズなどで知られる絵本作家の鈴木のりたけさん(50)には高校2年の長女、中学2年の長男、小学6年の次男がいます。3人とも小学校から不登校を経験しました。

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笑うようになったのは

 長女はいま通信制の高校に通っていますが、小2で学校に行かなくなった時は思い悩みました。

 「なんで行かないんだろう」「どうやったら行くんだろう」と家族で考えました。長女に聞いても、はっきりした答えがあるわけじゃない。悩んで、家の中が暗くなっていった。

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絵本作家の鈴木のりたけさん=2025年8月20日、千葉市稲毛区、内田光撮影

 僕は会社を辞めてグラフィックデザイナーになって、絵本作家になった。道を切り開いてきた経験から、学校が人生にとって良いものなのか、という思いがあった。「行った方がいい」と心の底から言えないのに、「行きなさい」と言うのは、つらかったですね。

 長女は幼稚園に通っている時は口八丁だったのに、どんどん無口になっていった。「自分が学校に行かないから、親がつらそう」と責め苦を感じていたのだと思います。

 公園に集まって、一日を過ご…

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