出入国在留管理庁を所管する鈴木馨祐(けいすけ)法相は、沖縄県の中山義隆石垣市長と12日に同市で会談した。16日の閣議後会見で明らかにした。
鈴木氏は会見で、石垣訪問の目的を「国境に近い離島における出入国在留管理の体制を把握する」ためと説明。円滑で厳格な入国管理のあり方をめぐり、「国と地方自治体の連携の重要性について(市長と)認識を共有した」と述べた。
住民のいる国境に近い離島では、外国の船舶による不法入国の防止などが課題で、有事の際は安全保障の観点からも入国管理のあり方が問われることになる。
鈴木氏は「先月下旬、フィリピンのバタン諸島を訪問し、今回は石垣。台湾から200キロほどのところにある離島に連続して行った」とも述べた。