中国の習近平(シーチンピン)国家主席が14日、東南アジア外遊をスタートさせた。最初に訪れたベトナムは、域内でも中国にとってとりわけ重みを増している。連帯をさらに深めて米国の「トランプ関税」の大波を乗り切りたい構えだが、ベトナムは複雑な事情も抱える。
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習氏は同日昼、ハノイに専用機で降り立ち、「中越運命共同体は新たなチャンスを迎えている」との談話を出した。
習氏のベトナム訪問は4回目。1年半足らずの短いスパンでの再訪で、ベトナムを重視する姿勢を示した。
中国の狙いは
今回の訪問で特に注目される…