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JR九州「或る列車」に用いられているステンドグラスも展示されている=2025年7月11日、さいたま市、細沢礼輝撮影
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 人々を全国各地の名所にいざなってきた鉄道旅の魅力を紹介する「観光列車の世界」展が、さいたま市大宮区の鉄道博物館で開かれている。団体旅行にはじまる歴史や現在活躍中の列車のヘッドマークなどを展示している。9月29日まで。

 歴史コーナーは、昭和期に大勢の海水浴客を運んだ臨時列車や、畳でくつろげると人気を呼んだ「お座敷列車」などの資料を通じて、時代とともに移り変わってきた鉄道旅の様子を紹介する。

 現役列車のパネル展示コーナーには、伊豆に向かうJR東日本「サフィール踊り子」や伊勢志摩に向かう近鉄「しまかぜ」など、全国で活躍する10列車が登場。アテンダントが着用するオリジナル制服や車内で用いられている食器が展示され、各列車の旅の雰囲気を味わえる。

 担当者は「乗ること自体を楽しむ観光列車の魅力に触れて欲しい」と話す。企画展の入場は無料だが、鉄道博物館の入館料が必要。

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