つやつやと炊きあがった新米

 食べる頻度は変わらないが、購入の際、味の好みや銘柄、産地へのこだわりは減少――。コメの価格高騰が続くなか、日本生活協同組合連合会(日本生協連)は8日、コメについてのこんなアンケート結果を発表した。

 調査は今年3月にインターネットで実施。組合員モニター約6350人から回答を得た。

 コメを食べる頻度は「1日2回程度」が最多で52.7%。次いで、1回程度(25.2%)、3回以上(17.4%)と、全体の95.2%が1日に1回以上食べていた。

 直近の6カ月で食べる頻度が変化したかを尋ねると、「変わらない」が80.0%を占めた。「減少した」は16.9%だった。

 コメを買う時に重視する点について聞くと(複数回答)、トップは「国産米である」(77.8%)。次いで「銘柄」(40.5%)、「量」(34.3%)、「産地」(33.6%)だった。

 昨年10月の前回調査と比べると「銘柄」は8ポイント、「産地」は9.5ポイント減。また前回38.8%で3位だった「味の好み」は、12.3ポイント減って26.5%となり、6位に下がった。

 また、今後も価格上昇が続いた場合に「重視しなくなること」を複数回答で問うと、「わからない・特にない」の回答を除くと「銘柄」(30.4%)が最も多く、2位が「産地」(19.0%)だった。日本生協連は「直近の価格高騰の影響により、コメについて価格以外で重視することやこだわることが減る結果となっている」としている。

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