男子フリーで演技する鍵山優真=小林一茂撮影

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯は9日、東京・国立代々木競技場で各種目のフリーがあった。男子は鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が194・39点でショートプログラム(SP)に続き1位となり、合計300・09点で連覇達成。壷井達也(シスメックス)はSP、フリーとも3位で総合3位。SP2位につけた三浦佳生(かお)(オリエンタルバイオ・明大)はフリー11位に終わり、総合6位だった。

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 女子は坂本花織(シスメックス)が152・95点でSPに続いて1位。合計231・88点の今季世界最高点で優勝し、3季連続のGPファイナル進出を決めた。千葉百音(もね)(木下アカデミー)はSP、フリーとも2位で総合2位、SP3位の青木祐奈(MFアカデミー)はフリー5位で総合3位だった。

 ペアはSP首位の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)がフリー2位で総合2位とし、2季ぶりのGPファイナル進出。アイスダンスは吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)の総合9位が日本勢最高だった。

■鍵山連覇「お客さんに助けられた」

 右足でリンクをタン、タン、と踏みならす。プログラムがクライマックスにさしかかったところで、鍵山は力強くステップを踏み始めた。

 今季のフリーは「フラメンコ…

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