断水が発生したため、復旧作業を進めている現場=2025年6月28日午前9時43分、神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目、村上潤治撮影

 28日未明、神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目で道路が冠水し、漏水による断水が発生した。県によると、断水は一時約1万世帯に上ったという。

 県は、地下に埋設されている水道管の継ぎ手がボルトの腐食によって外れたとみられるとしている。午後1時ごろに水道管の復旧工事が終わり、管の洗浄作業は午後10時に完了した。水道水の濁りはほぼなくなったという。ただ、使い始めはしばらく水を流して、きれいになってから使うよう求めている。市内では一時10カ所で給水をしたが、すべて終了した。

 断水の影響で、JR鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮につながる「小町通り」では臨時休業した店も出た。

 県警鎌倉署によると、28日午前0時55分ごろ、「水道管が破裂して、車道が水びたしになっている」と110番通報があった。道路は一時、約100メートルにわたり冠水したという。

 現場近くの男性(50)は「1週間ほど前から水道管の工事をしていた。市役所に水をもらいにいくにも道路が通行止めで、行けない」と話していた。

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