28日未明、神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目で道路が冠水し、漏水による断水が発生した。県によると、断水は一時約1万世帯に上ったという。
県は、地下に埋設されている水道管の継ぎ手がボルトの腐食によって外れたとみられるとしている。午後1時ごろに水道管の復旧工事が終わり、その後、管の洗浄作業を行っている。同日夜も作業が終わらないため、水道水が濁る可能性があり、濁りがひどい場合は飲料水としての使用を控えるよう求めている。県は市内10カ所で給水をした。JR鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮につながる「小町通り」も一部で断水し、臨時休業した店も出た。
県警鎌倉署によると、28日午前0時55分ごろ、「水道管が破裂して、車道が水びたしになっている」と110番通報があった。道路は一時、約100メートルにわたり冠水したという。
現場近くの男性(50)は「1週間ほど前から水道管の工事をしていた。市役所に水をもらいにいくにも道路が通行止めで、行けない」と話していた。