大リーグで5月、日米通算200勝を達成したパドレスのダルビッシュ有投手(37)。2005年の野茂英雄(当時デビルレイズ)、16年の黒田博樹(同広島)両投手に続く3人目の快挙だった。すべての白星を先発で挙げるのは、日本のプロ野球で200勝を達成した24人を含め、初めて。エンゼルス、マリナーズで投手として活躍した野球解説者の長谷川滋利さんに、長年にわたって活躍しているすごさなどを聞いた。
――ダルビッシュ投手の取り組みをどう見てきましたか
「メンタル的に強く、すごく勉強熱心だと思います。これまで直接、話をしたのは2、3回ですが、そのとき、英語をもっと勉強したいと話していたのが印象に残っています。投手として、まだ自分は完成していないと自覚して、良いと思うものはどんどん採り入れていこうという姿勢を感じました。大リーグでトップクラスの技術を持った投手ですが、それ以上に、野球を長く続けるのに何が必要かを意識していると思います」
――通算200勝は今後、日米で合算して達成していく投手が増えていきますか
「大リーグは日本より試合数…