被爆80年を迎える今年8月9日の長崎原爆の日、長崎市長が平和祈念式典で読み上げる平和宣言の起草委員会の初会合が10日、開かれた。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞したことや、授賞理由で触れられた「核のタブー」という言葉を宣言に盛り込むことなどが提案された。
昨年の平和賞は、核兵器使用は道義的に容認できないという「核のタブー」の形成において、被爆者の証言活動が果たした役割を評価した。10日の起草委では、使用のタブーに加えて「保有のタブー」を訴えることなども提案された。
ウクライナ侵攻など世界各地…