平和祈念式典でイスラエル代表を招待しなかったことについて、「政治的理由ではないことが正しく理解頂けなかったのではないかというふうに思っている」と振り返った長崎市の鈴木史朗市長=2024年8月27日午後、長崎市役所、小川崇撮影

 長崎原爆の日の今月9日、長崎市が平和祈念式典にイスラエル代表を招待せず、米英など主要6カ国とEUの大使が欠席したことをめぐり、国内外から市に対して、賛同や抗議など約4千件の反応が寄せられていた。鈴木史朗市長が27日、定例会見で明らかにした。

 鈴木市長によると、反応はメールや電話、市のホームページへの書き込みなど。日本語が2千数百件で、ほとんどが市の決定に賛同する内容だった。一方、英語は約1500件あり、大半が反対の意見だったという。

 イスラエル代表を招待しなかったことについて、鈴木市長は会見で「政治的理由ではない」という従来の考えを繰り返し示し、「どのような判断を行ったにせよ、政治的な影響というのは起こるというふうに改めて思った」と語った。

 また、数多くの賛否の意見が…

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