うどん屋の「のれん」は、長嶋さんが左手で書いてくれたもの――。
元巨人投手の條辺剛さん(43)が埼玉県ふじみ野市で営む「讃岐うどん條辺」。入り口に掛かったのれんの「條辺」の2文字は、3日に亡くなった長嶋茂雄さんが書いたもの。
きっかけは同じ徳島県出身の先輩、水野雄仁さん(元巨人投手)だった。プロを引退した條辺さんが開くうどん屋が注目されるように「長嶋さんに頼んでみるか」。
しばらく経って、「がんばれよ」という言付けとともに、送られてきたのは2枚の色紙。「じょうべ」と「條辺」の2種類があった。
実は、長嶋さんは当初ひらが…