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うどん屋の入り口に掛かったのれん。「條辺」の文字は長嶋さんが左手で書いたもの=2025年6月4日午後4時36分、埼玉県ふじみ野市、折井茉瑚撮影

 うどん屋の「のれん」は、長嶋さんが左手で書いてくれたもの――。

 元巨人投手の條辺剛さん(43)が埼玉県ふじみ野市で営む「讃岐うどん條辺」。入り口に掛かったのれんの「條辺」の2文字は、3日に亡くなった長嶋茂雄さんが書いたもの。

 きっかけは同じ徳島県出身の先輩、水野雄仁さん(元巨人投手)だった。プロを引退した條辺さんが開くうどん屋が注目されるように「長嶋さんに頼んでみるか」。

 しばらく経って、「がんばれよ」という言付けとともに、送られてきたのは2枚の色紙。「じょうべ」と「條辺」の2種類があった。

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店のなかに飾られた長嶋さん直筆の色紙。「條辺」と「じょうべ」の2種類ある=2025年6月4日午後4時30分、埼玉県ふじみ野市、折井茉瑚撮影
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店のなかに飾られた長嶋さん直筆の色紙。「條辺」と「じょうべ」の2種類ある=2025年6月4日午後4時31分、埼玉県ふじみ野市、折井茉瑚撮影

 実は、長嶋さんは当初ひらが…

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