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「おどる夫婦」に出演する森山未來(左)と長澤まさみ=東京都渋谷区、小山幸佑撮影
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 いまの社会にどこか生きづらさを感じている2人が、生活を共にすることを選んだら――。長澤まさみと森山未來が14年ぶりに共演する、蓬萊(ほうらい)竜太作・演出の「おどる夫婦」は、愛や信頼とはちょっと違う関係で結ばれた男女の10年を描く。

 「物語が弾むように進んでいくなという印象はありますね。だから『踊る』という言葉には、色々な捉え方があると思いながら、見に来てくれたらいいなって」と長澤。

 森山は脚本を読み、大勢が輪になって踊る「ロンド(輪舞)」や「巡る」という感覚を抱いたという。「体も言葉も、基本的にはコミュニケーションの方法なんですよね」。蓬萊と話し、「じっくり落ち着いた会話劇の時間も多いけれど、それが『根を張る』ことのない作り方にしようとしていると感じました」。

 自分たちの結婚に、どこか違和感を感じながら暮らし続けるキヌ(長澤)とヒロヒコ(森山)。

インタビュー後半では「世界の中心で、愛をさけぶ」と「モテキ」、2本の映画で共演した頃のお話も。

 長澤は2人の関係を、「こん…

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