25日午前9時50分ごろ、長野県上田市芳田の市民の森公園から北東に約2キロ先の山林で、同市の公務員の男性(45)がクマに遭遇し、右足のすねをかまれた。上田署によると、男性は自力で下山し、軽傷の模様。山菜を採りに1人で山林に入っていたという。クマは成獣とみられるという。
春は冬眠明けのクマが好物の草や木の芽などの食べ物を探して山中を動き回る。県は「山菜採りに熱中するあまり周囲への注意力が散漫にならないよう注意が必要」として、クマよけ鈴など音が出る物を持ち歩き、複数人で行動するよう呼びかけている。