Smiley face
写真・図版
五回表に同点適時二塁打を放つ長野商の名川=2025年6月2日、ハードオフ新潟、菅沼遼撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 第152回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は2日、新潟市で準決勝があり、長野県代表の長野商は関根学園(新潟3位)に6―4で逆転勝ちし、2001年春以来48季ぶりに決勝に進出した。3日の決勝は富山第一(富山1位)と対戦する。

     ◇

 (2日、春季北信越地区高校野球大会準決勝、長野商6―4関根学園)

 長野商は初回から毎回安打を放ちながら、四回まで1得点。もう一押し、というところで攻めあぐね、1点のリードを許していた。

 五回もまた、1死二塁と好機を作り、4番打者・名川綾祐(りょうすけ)(3年)に打席が回った。

 「4番を打つのは、チームを代表する打者。だからいつも強いスイングをすることを心がけている」

 3球目、高めの直球を振り抜いた。打球は三塁線を破り、二塁走者が生還。同点の適時二塁打になった。「甘い球を逃さずに打てた」。チームはその回に一挙5得点。試合をひっくり返した。

 昨秋の北信越大会は1回戦で敗れた。「あの時は結果を意識して強いスイングができなかったけど、今はできている」。2試合連続逆転勝ちの勢いのまま、同校として初、県勢としては2015年春の佐久長聖以来の北信越大会優勝を目指す。

共有