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富山第一―長野商 九回表富山第一、スクイズを試みるも三塁走者・放生は本塁でタッチアウト。捕手野口=2025年6月3日、ハードオフ新潟、菅沼遼撮影
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 第152回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は3日、新潟市で決勝があり、長野県代表の長野商は富山第一(富山1位)に延長十回タイブレークの末、7―6で敗れた。九回2死に追いつかれ、惜しくも初優勝を逃した。

 (3日、春季北信越地区高校野球大会決勝、富山第一7―6長野商=延長十回タイブレーク)

 同点で迎えた四回裏、長野商の先頭は9番打者の松橋一志(3年)。俊足が武器だ。「塁に出て投手にプレッシャーをかける」。ショートへの内野安打で出塁すると、次打者への2球目で二盗に成功。その後、味方の適時打で一時勝ち越しとなるホームを踏んだ。

 長野商は前日の準決勝で野手に負傷者が出た。この決勝は出場機会が少なかった選手が多く出場。松橋もこの春で初の先発出場だった。「結果ではなく、目の前に集中することだけを意識していた。持ち味は出せたと思う」と振り返った。

 チームはあと1死というところまで来たが、惜しくも優勝を逃した。主将の野口倫太郎(3年)は「全員で戦った今日の試合は良い経験になった。この悔しさは甲子園で晴らすしかない。ここを夏へのスタートにしたい」と語った。

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