長野県上田市の公立大学「長野大学」は2026年4月、初めて理系の学部を設置する。既存の2学部を1学部に再編する予定もあり、学部全体で1学年の定員が50人増の390人になる。運営法人を設置した市が15日発表した。
新設する「共創情報科学部」は、1学年の定員90人。AI(人工知能)やデータサイエンスなどを学ぶ「知能コース」など計3コースがある。既存の2学部は「地域経営学部」に再編され、1学年の定員は再編前より40人減の150人になる。地域や企業の課題解決に向けた商品開発やまちづくりなどを学べる。
長野大は1966年に公設民営型で発足。少子化などで経営環境が厳しくなり、2017年4月に公立化された。