第107回全国高校野球選手権大会に長崎代表として出場する創成館(3年連続5回目)は5日の開幕試合で、石川代表・小松大谷(2年連続4回目)と対戦する。創成館の稙田龍生監督と、小松大谷の西野貴裕監督が4日、阪神甲子園球場で対談し、お互いのチームの印象や、想定する試合展開を語った。
――開幕戦に決まった感想を
稙田 開幕戦だけは嫌だったが、考えてみればこういう経験はなかなかできない。楽しみたい。
西野 まさかないだろうと思っていた。引いた時は、主将が運を持っていると解釈した。選手には楽しんでほしい。
――対戦校の印象と、警戒する選手は
稙田 昨年も出場して明豊(大分)、大阪桐蔭を破り、得点力がある。田西主将は、どこに投げても打たれそうだ。
西野 連続出場で、甲子園の戦い方を知っている。石川県にも速い球を投げる選手はいたが、対戦せずに甲子園に来たので、森下投手は脅威だ。
――理想の試合展開と自校の鍵となる選手は
稙田 うちは得点力がないので3点ぐらいの展開に。だが5点ぐらい取れないと勝てないと思う。打順1番の峯がいかに出塁するかが重要だ。
西野 うちも3点程度のロースコアの戦いにしたい。投手陣が、いかにその展開をできるかだ。
――勝敗を分けるポイントは
稙田 長崎大会ではあまりなかったが、いつもは継投で勝ち上がるので、そこがポイントだ。
西野 継投のタイミングは、うちにとっても重要だ。
――改めて意気込みを
稙田 負けたら甲子園は一日で終わる。そうならないように、粘り強く戦っていきたい。
西野 開会式直後の試合ということで、気持ちをしっかり切り替えていきたい。