(5日、関西学生野球春季リーグ第1節 関西学院大11―0京大)
昨年、春秋連覇を果たした関学大は、開幕戦の4番にリーグ戦初先発の選手を起用した。
抜擢(ばってき)されたのは、智弁和歌山高出身の高嶋奨哉(4年)。五回1死二、三塁の好機では、変化球を振り抜いて左前適時打を放った。「つなぐことを意識して、甘い球は積極的にいった」。チームトップに並ぶ2打点を挙げ、快勝に導いた。
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祖父は母校を長く率いた高嶋仁さん。自身は2021年夏の全国高校選手権で、奈良・智弁学園との「智弁対決」となった決勝を制して優勝。準々決勝では本塁打も放った。
今春の選抜大会で、智弁和歌山は21年夏以来の甲子園大会決勝に進み、準優勝だった。テレビで観戦し、刺激を受けた。「自分も負けていられない」
大学では選手層が厚く、昨年まで5試合の出場にとどまった。代打要員として控え、「勝負どころの一本にかけてきた」。本荘雅章監督は今春のオープン戦も踏まえ、4番での起用を決めた。「4番で打ち切れる選手は少ないと感じるが、彼は気持ちを決めてやってくれる」と評価する。
昨年からベンチメンバーが多く入れ替わり、打順はまだ固定されていないという。高嶋は「今年は自分が活躍して、チームを勝たせたい」。集大成の一年。好スタートを切った。