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長野商―関根学園 一回裏、関根学園の植木がチーム初安打を打つ。捕手野口=2025年6月2日、ハードオフ
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 第152回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は2日、新潟市のハードオフ・エコスタジアム新潟で準決勝2試合が行われた。関根学園(新潟3位)は長野商(長野1位)に4―6で逆転負けし、中越(新潟1位)は富山第一(富山1位)に6―10で敗れ、新潟県勢は姿を消した。長野商と富山第一の決勝は、3日に同球場で開催される。

 関根学園の快進撃が止まった。ノーシードから帝京長岡や日本文理などの強豪を破って4強入りした県大会の勢いそのままに、初戦で小松工(石川1位)に競り勝ち、この日も長野商相手に初回に池田栞太(3年)の三塁打など長短打2本で2点を先制。1回表の守備では、捕手の池田が強肩を生かして盗塁を連続で阻止するなど、序盤はこれまでの勢いを感じさせた。

 だが、その後は相手エースの速球にてこずり、連打が出ない。五回には相手打線が長短打4本を放ち、守備の乱れも絡んで5失点。逆転負けを喫した。

 収穫もあった。五回途中から継投した鈴木興丞(同)は長野商打線を2安打に抑えた。九回には相馬隼人(同)の本塁打などで2点を返す意地も見せた。池田は試合後、「細かいプレーや小さいことの積み重ねが大事だとあらためて思った。あと1カ月、チームとしてやり直したい」と夏に向けて雪辱を誓った。

 中越は七回に7失点を喫し、勝利を逃した。

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