Smiley face
写真・図版
米ワシントンで2025年6月11日、米下院の歳入委員会の公聴会に出席したベッセント財務長官=ロイター

 ベッセント米財務長官は27日、関税をめぐる多くの国・地域との交渉について、「9月1日までに決着できる」との考えを示した。米側が定めた「集中交渉期間」は7月9日に終わるが、期限を延長して交渉を続ける可能性に言及したものだ。

 ベッセント氏は27日、米FOXビジネスの番組に出演。米国には、英国や中国など18の重要な貿易相手国・地域があり、このうち10~12の相手と交渉で合意できそうだとの見方を示した。それが片付けば、さらに20の貿易相手との交渉に移るとし、「交渉はレーバーデー(労働者の日)までに決着できると思う」と語った。レーバーデーは9月1日の米国の祝日。

 ただ、ベッセント氏は日本については言及せず、日米交渉が7月9日までにまとまりそうなのか、9月1日までもつれそうなのかはみえない。

 トランプ大統領は4月9日に…

共有