追悼式典の会場で黙禱(もくとう)を捧げるサッカーJ1神戸の吉田孝行監督(左から2番目)と選手ら=2025年1月17日午前5時46分、神戸市中央区、金子智彦撮影

 阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えた17日、関西のプロスポーツチームが祈りを捧げた。

 サッカーJ1神戸の選手ら約60人は、神戸市中央区の東遊園地で開かれた追悼式典に参加し、午前5時46分に黙禱(もくとう)した。

 当時、兵庫・滝川二高3年だった吉田孝行監督は「あの日の揺れは忘れられない。一日一日を大事に、みんなに元気を与えられるように日々努力するだけ」と決意を新たにした。クラブは1995年創設。1月17日が始動日だったが、練習場はがれき置き場になった。兵庫県尼崎市出身のDF山川哲史は「復興と共に歩んできたクラブがどう育ってきたのかや、自分がこのチームにいる意味を考えるきっかけになった」と話した。

 ラグビー・リーグワン神戸も神戸市出身のSO李承信らが式典に参加し、黙禱した。19日の浦安戦(ノエスタ)では特別デザインの「1.17メモリアルジャージ」を着用する。

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