フジテレビの一連の問題をめぐり、当時のフジ専務だった関西テレビの大多亮社長（66）が同局の社長を４日付で辞任したと自ら発表した。関西テレビはフジ系列の準キー局。同日、報道陣の取材に応じ、明らかにした。
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大多社長は冒頭、「第三者委員会の調査報告書において、当時の私の対応に厳しい指摘を受けた。私としてはこれ以上関西テレビの社長の職を続けることは不適切というふうに考え、本日付で辞任した」と述べた。
3月31日に公表された第三者委員会の調査報告書は、元タレントの中居正広氏による元フジアナウンサー女性への性暴力を認定している。
大多氏は性暴力があった2023年6月時点でフジの編成担当の専務取締役を務め、同年8月に当時の編成制作局長から事案の報告を受けた。すぐに当時の港浩一社長に共有したものの、3人は「プライベートな男女間のトラブル」と即断。第三者委の報告書は3人の認識や評価が「対応を誤る大きな要因となった」と指摘していた。
大多社長は当時の対応につい…
