Smiley face
写真・図版
午後には大屋根リングの下を朝鮮通信使を模した隊列が練り歩いた=2025年5月13日午後1時23分、大阪市此花区、岡純太郎撮影

 開幕から1カ月の節目を迎えた大阪・関西万博で13日、韓国の文化や歴史を発信する「ナショナルデー」があった。

 大阪市此花区の万博会場では、午後に江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節団「朝鮮通信使」を模したパレードが、韓国館の前から出発。青や黄など、色とりどりの宮中官服をまとった隊列が笛の音色に合わせ、太鼓を打ち鳴らしながら、万博のシンボル「大屋根リング」に沿って約500メートルを練り歩いた。

 会場内ではKPOPアイドルのライブや伝統音楽のステージも企画され、会場を盛り上げた。

 パレード後の式典では韓国政府を代表し、安徳根産業通商資源部長官が登壇。今年が日韓国交正常化60周年であることに触れ、「この万博が、韓国と日本が今後50年の未来社会をともにリードする起点となることを祈念します」とあいさつした。

共有