関西空港の施設の敷地に正当な理由なく侵入したとして、大阪府警は9日、住居不詳、無職の男（27）を建造物侵入容疑で逮捕し、発表した。容疑を認め、「見知らぬ男から逃げるため」と述べているといい、府警が詳しい経緯を調べている。
関西空港署によると、男は9日午前5時半ごろ、関西空港第1ターミナルそばの大阪税関などが入る庁舎付近の壁（高さ約180センチ）を乗り越え、敷地内に正当な理由なく侵入した疑いがある。
警備員が気付き、警察官らが付近を捜したが見つからず、約3時間半後、第2ターミナル内の飲食店で身柄を確保された。危険物は所持しておらず、府警は侵入後の足取りを調べている。
空港を運営する関西エアポートによると、この影響で2本の滑走路が一時閉鎖された。関空に着陸予定だった6便が別の空港に着陸するなどした。
