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鮮やかな大輪が関門海峡の両岸を彩った。左端はドローンの明かり=2024年8月13日午後8時20分、山口県下関市、日吉健吾撮影(3枚を比較明合成)

 海峡の夜空を彩る「関門海峡花火大会」が13日にあり、山口県下関市と北九州市門司区の両岸から約1万5千発が打ち上げられた。下関側の開催40回目を記念した「一尺玉40連発」で大輪の花が夜空に咲き乱れ、観客から大きな歓声が上がった。

 海面近くできらめく水中花火や、800機のドローンがイルカやフグの姿を夜空に浮かび上がらせる仕掛けもあった。

 「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が出される中での開催となったが、下関側の実行委員会によると、通常の生活を送りつつ地震に備える、という趣旨を踏まえ、観客らに特段の呼びかけは行わなかった。

 大会は1985年に始まり、門司側でも花火を打ち上げた88年から、2市が合同で開催している。(白石昌幸)

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