連携について発表する、関電の荒木誠副社長(右)と、オープンAIジャパンの佐々木聖治営業本部長=2025年6月17日、大阪市北区、野口陽撮影

 関西電力は17日、対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を運営する米オープンAIと連携し、生成AIを活用し抜本的な業務改革を目指すと発表した。日本の大手企業はオープンAIとの連携を広げているが、エネルギー企業の連携は初めてという。

 オープンAIの企業向けサービス「ChatGPT エンタープライズ」を利用し、営業の変革、発電業務の効率向上、経営判断の迅速化など、様々な活用を目指す。原発の運転でも利活用できるか探るという。関電は16日付でAI専門家約40人による社内チームを発足させた。

 「エンタープライズ」は、セキュリティーが一般のChat GPTよりも厳しく管理されているといい、関電はここに過去の事例や各種データを読み込ませていくという。意思決定の判断は、AIに委ねず、人間が行うという。

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