関西電力が22日、新原発の建設に乗り出す方針を明らかにした。東京電力福島第一原発事故をへて新設をめざす原発は、政府が「革新軽水炉」と呼ぶものだ。
政府は今年2月に閣議決定したエネルギー基本計画で、新規の建設を認める方針に転換し、「次世代革新炉への建て替え」と明記した。
この次世代革新炉は5種類ある。従来の原発(軽水炉)を改良した「革新軽水炉」と「小型軽水炉」(小型モジュール炉=SMR)のほか、核燃料を冷やすのにナトリウムを使う「高速炉」、ヘリウムガスを使う「高温ガス炉」、太陽の核融合の原理を利用する「核融合炉」がある。
メルトダウンした核燃料受けとめる設備
関電の森望社長は22日の会…