闇バイトに関連する文言をSNSなどで検索した際に、「犯罪です」などと書いた広告が表示される=警察庁提供

 昨夏から相次ぐ闇バイトが絡む強盗事件への対策として、警察庁は27日から、SNSやインターネットで「闇バイト」などと検索した際に広告で注意を促す取り組みを始める。3月21日までの間、X(旧ツイッター)などで随時表示される。

 警察庁によると、闇バイトが絡む強盗などの事件は、昨年8月以降に首都圏の1都3県で18件発生。実行役ら計46人が逮捕された。多くの容疑者がXなどで「ホワイト案件」などと検索して闇バイトに応募し、指示役と接触していたという。

 27日以降、X、インスタグラム、フェイスブック、LINE、TikTok、ユーチューブ、グーグル、ヤフーの8媒体で、闇バイトに関連する文言で検索した際に「犯罪です」などとバナー広告や文字が順次表示されるようになる。検索しなくても表示される場合もある。

 警察庁は昨年10月18日以降、Xなどで闇バイトへの応募者らに対し「確実に保護します」と呼びかけている。昨年末までに応募者やその家族への保護措置は181件に上った。

 保護措置に至った応募者のうち、闇バイトへの応募に使われた媒体は半数がSNS。また、7割が20代以下だったという。

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