握手をするコラッキー(左)とトラッキー

 球団創設90年に、2軍の新施設開業――。プロ野球・阪神タイガースにとって、2025年は大イベントが重なる1年だ。これまで以上に盛り上げようと、12日、新マスコット「コラッキー」が加わった。

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 コラッキーは「幸運を共に」という願いを込め、英語で「一緒に」を意味する接頭辞「CO」と「LUCKY」を組み合わせて命名された。

 球団によると、1985年に登場した最初のマスコット「トラッキー」の弟。これまでは海外で生活していたという。

 昨年までは、トラッキーと94年に登場した「ラッキー」、ラッキーの弟で2011年に加わった「キー太」の3体が主に1軍の本拠・阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で活動していた。

 今年3月には2軍の新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」(兵庫県尼崎市)がオープン。盛り上げ役の人手不足ならぬ「トラ手不足」を防ごうと、トラッキーがコラッキーを呼び戻したという。

 コラッキーは主に2軍戦の盛り上げを担当。2月の春季キャンプも1~18日、2軍の拠点「うるま市具志川野球場」(沖縄県)で活動する予定だ。

 初代のトラッキーが誕生した1985年、球団はセ・リーグ優勝と初の日本一に輝いた。藤川球児・新監督を迎え、王座奪還をめざす1年。新加入のコラッキーは、その名の通り「幸運の使者」になれるか。

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