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世界陸上選手権東京大会に向けて調整するサニブラウン・ハキーム選手=2025年6月20日、宮崎市熊野

 日本陸上短距離のエース、サニブラウン・ハキーム選手(26)が、日本選手権と世界選手権東京大会に向けて20日から宮崎県内で合宿を始めた。以前から知人に合宿場所として宮崎を勧められており、温暖な気候や整った練習環境、食べ物のおいしさから決めたという。

 サニブラウン選手はこれまでに5回、世界選手権に出場し、23年の大会では100メートル走で6位に入賞。24年のパリ五輪では決勝進出を逃したものの、日本歴代2位となる9秒96の記録を出した。

 宮崎での合宿初日は、軽く走ったり、ハードルを使って脚を高く上げたりして体をほぐし、今後の練習に向けた調整に充てた。

 現在の状態は、スタートの動きは良くなっているものの、レース中盤以後の加速に課題を感じているという。合宿では100メートルよりも長めの距離を中盤以後の加速を意識しながら走り、感覚をつかむことを目指す。

 宮崎滞在中は、地鶏などの名物を食べることも楽しみにしており、「ものすごくエンジョイしています」と話していた。

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