障害や慢性疾患のある人が大学や専門学校で学べる環境を良くしようと、2025年1月12日に大阪府吹田市の千里金蘭大学でオープンカレッジが開かれる。誰でも参加できる。当事者や学生ボランティア、支援者が交流する時間もある。
医療的ケア児は全国で約2万人いるとされている。高校を卒業した後も継続した支援が必要だが、「医療的ケア者」への支援は十分とは言えない。
障害や慢性疾患のある人の生涯学習の場を広げようと、大阪では大学の教員や医師らが中心となって、23年度から「みらい未来」と名付けて年に4回ほど学びの場を実施している。
今回は広く参加を呼びかけるオープンカレッジを開催し、病院の院内学級の子どもたちから学んだ経験を、支援している大学教員や医師らが講演する。また、すでに先駆的に取り組んでいる愛媛大学や長野大学、静岡大学などが取り組みを報告する。
申し込みはHP(https://www.kinran.ac.jp/blog/2024/12/10/250112-conference-2/)で1月6日まで。
文科省が主催する24年度の「共に学び、生きる共生社会コンファレンス」の他の取り組みはHP(https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/1421842_00008.htm)で確認できる。