広島県

 広島市は18日、障害者支援会社「綿の華」(同市佐伯区)が運営する放課後等デイサービス事業所「わたっこクラブ東観音」(同市西区)の障害児通所支援事業者の指定を9月1日付で取り消すと発表した。

 市によると、同社は昨年2月に障害児通所支援事業者の指定を受ける際、管理責任者が常勤でなくてはならないのに非常勤の職員を配置し、指定申請書に虚偽の内容を記して市に提出していたという。

 また、同社の別の放課後等デイサービス事業所「わたっこクラブ」(同市佐伯区)では、管理者が児童にプロレス技をかけるなどの不適切な行為があったとして、9月から3カ月間、障害児通所支援事業者の指定の効力を全部停止する。

 県も18日、同社の「わたっこクラブ廿日市」(広島県廿日市市)で、常勤の管理責任者を配置していなかったなどとして、9月から6カ月間、指定の効力を全部停止すると発表した。

 同社の綿吉護社長は取材に「制度についての認識が不十分だった。プロレス技などの行為は、遊びの中の行為で苦痛を与えるものではなかったが、誤解を与える行為だった」と話した。

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