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小原悠人選手=2025年2月22日午後0時12分、横浜市南区、稲葉有紗撮影

 2月の下旬、横浜清陵の部員の姿が地元の商店街にあった。

 選抜大会出場を伝える新聞の号外を手に店を回り、大会への意気込みや応援への感謝を伝える。提案したのは小原悠人(はると)選手(3年)だ。

 横浜清陵は選手の自主的な部活運営で注目されている。「打撃」「データ」などリーダーを決め、選手による「自治会議」で意見を出し合い、チーム作りを進める。

 「選手が自分で考え、いきいきと野球をしている。自分もここで甲子園を目指したい」。小原選手はそう思い、横浜清陵への進学を決めた。

 学年の違う選手ともコミュニケーションを取るのが得意。「1年生と2年生をつなぎたい」と昨年10月、「親睦リーダー」に立候補した。部内のみならず、地元住民とも交流しようと工夫を重ねている。

地元に感謝を伝える号外配り

 親睦リーダーになって最初に…

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