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 「古傷が痛むと、雨が降る」と言われるように、台風の到来時や季節の変わり目に体調を崩す人は少なくない。最近は「気象病」「天気痛」として研究が進み、症状を自覚する人も増え、専門家は特に気圧の変化が激しい梅雨時の注意を呼びかける。

「天気を理由に仕事は休めない」

 東京都内に住む会社員女性(42)は、頭が痛くなり始めると天気予報をチェックするのが習慣だ。

 「だいたい、半日後は雨予報。ああ、やっぱりと思います」

 頭痛と同時に肩こりと全身の倦怠(けんたい)感もひどくなり、風邪の前のだるさに似ているという。「横になりたいけど、天気を理由に仕事を休むわけにもいかないし……」と話す。

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「気象病」チェックリスト

4割が自覚症状、アプリも人気

 気象情報会社ウェザーニュー…

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