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「消防殉職者の碑」の前で鐘を鳴らして黙禱(もくとう)する地元の消防団=2025年6月3日午前9時45分、長崎県島原市、日吉健吾撮影
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 消防団員や報道関係者ら43人が死亡・行方不明となった雲仙・普賢岳(長崎県)の大火砕流から34年となる3日、地元の島原市では、「いのりの日」と位置付けて、追悼行事が営まれた。

 家屋を失った住民らが集団移転した仁田団地の追悼碑前や、消防団員12人が命を落とした北上木場農業研修所跡などに献花台を設置。火砕流がふもとを襲った午後4時8分、サイレンが響き、市民らが黙禱(もくとう)を捧げた。

 運転手が亡くなったタクシー会社社長の石橋雅一さん(69)は追悼碑に献花した。当時は父親が社長を務めていたという。「(運転手は)明るくて、元気がよくて。『もうだめだ』という最後の無線が入ったと聞いている。安らかにおやすみくださいという気持ちで、毎年、来ています」と話した。

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